【ネントレ3日で完了した話】参考書籍の紹介と我が家で実践した内容

こんにちは。3歳長男、0歳次男(現在8か月)を子育て中のchi(ちー)と申します。

次男が生まれて2か月目の頃のお話です。

産後、1か月間手伝いに来てくれていた実母も実家に戻り、平日はほぼワンオペ。

どうやって私ひとりで2人兄弟を寝かしつければいいのー!と悩んだ末、次男のネンネトレーニングをすることにしました。

長期戦を覚悟して開始したのですが、なんと3日で次男はすんなり寝てくれるように・・・!

その方法は意外とシンプルで、誰にでも実行可能なものでした。同じように悩んでいるママの参考になったらいいなと思い、ご紹介します。

参考にした書籍

私が参考にした書籍は、「夜泣き専門保育士」の清水悦子さん著「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」です。

元理学療法士で、ご自身もお子さんの壮絶な夜泣きに大変悩まされたことを機に、生活リズムを主体とした夜泣き改善方法を考え出されたそうです。

この本の特長は、まず、忙しいママでも隙間時間で読めるように、夜泣きの理論的背景、実践編、安眠スケジュールといった項目がはっきりと分けて書かれていることです。

私は第2章の「安眠のための3ステップ」だけをまず読み、実践した結果、3日でネントレ完了することができました。

もちろん、その後他の章も読んで、赤ちゃんの安眠生活を継続するために必要なことを学びました。

育児中に本をまるまる一冊読むのは意外と大変で、実行する前にやめてしまったり、結局どうすればいいんだっけ?と要点を忘れてしまうこともしばしば。私のように面倒くさがりなママには特におすすめです。

そして2つ目の特長は、とことんママに優しい本だという点。

著者の「えつこママ」の、悩めるママたちに対する温かい想いが随所に散りばめられているのです。

世にあふれる様々な育児法に縛られすぎることなく、「無理をせず、自然体にラクに」と最後にはつづられています。ご自身の壮絶な体験があったからこそ…なのかもしれません。

まずはこれだけ!の3ステップを実践してみた

本を手に入れた私はまず、第2章「簡単3ステップで赤ちゃんの眠りを改善しよう」の12ページ分だけを読んで、次の日からすぐにネントレを開始しました。

本当は第1章の「赤ちゃんはなぜ夜泣きをするの?」の理論編を読んでからスタートするのが望ましいですが、もともとせっかちな上に、初めての2人育児で気持ちに余裕がなかった…。

もちろんその後、ネントレと同時並行で、他の章も順に読みましたよ♪

それではさっそく「簡単3ステップ」を見ていきましょう。

Step.1 朝は7時までに起こそう!

生活リズムを整えるコツは朝起きる時間にかかっているそう。

そこで、つぎのような「起こし方のポイント」をまず実践しました!

  • カーテンを開けて太陽光を入れる、または電気をつけて、光の反応で目を覚まさせるようにする。(光で起きない場合は「おはよう」と声をかけ、それでもだめなら体をゆする。)
  • いきなり抱き上げて起こさないよう注意…赤ちゃんの起きる準備ができていないと、「起きぐずり」の原因となる。
  • 赤ちゃんが目を開けて、周囲を確認する様子が見られたら、これから何をするか、赤ちゃんに声をかけてから朝の習慣を始める…我が家では、「おむつかえるよ~」「お着換えしようね」「あっちのお部屋に行こうね」などと声をかけています。

起きたら顔をふく、パジャマから着替える、などの決まった習慣が、昼と夜の区別をつきやすくしてくれます。

Step.2 お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう!

午前中はお散歩や外遊びなど、太陽の光を浴びて活動的に過ごそう

午前中の太陽の光は、夜に強い眠気を起こすメラトニンというホルモンの分泌を高めます。夜の質の良い睡眠のためには、朝の光を意識する必要があるのです。

でも赤ちゃんが寝ちゃったり、おむつ替えや授乳、その他家事をこなしていると、気づけばもうお昼ごはんの時間…(泣)ってことよくありますよね。私も長男が赤ちゃんの頃は時間管理がうまくできず、お散歩は午後から、ということもよくありました。

しかし次男の場合、長男の保育園の保育園の送り迎えに同行するため、朝8時半~9時半と、夕方15時半から17時半は強制的に外出することになります。(私がペーパードライバーで運転したくないため、電車+徒歩。子連れだと家からの往復で1時間はかかる…笑)

これは逆に好都合。

生後2か月以降、次男は、平日は次のようなスケジュールで過ごしました。

  • 7時:起床、授乳
  • 8時半~9時半:外出(保育園送り)
  • 9時半~10時半ころ:朝寝→起きたら授乳
  • 12時半~14時半ころ:昼寝→起きたら授乳
  • 15時半~17時半:外出(保育園お迎え後、公園に寄る)→この間、30分~1時間ほど夕寝
  • 18時半:お風呂
  • 19時半:授乳、就寝 ※夜中も2~3回は起きて授乳していました。

夕寝は生後5か月ころから徐々にしない日も増えてきましたが、朝寝と昼寝は生後8か月の現在も上記の時間帯にだいたい寝ています。

夕方5時以降は一番忙しい時間帯ですが、夜の睡眠にひびくためできるだけ寝かさないようにしました。

また、昼寝はしたいだけさせておくのではなく、長くても2時間半くらいにとどめました。

Step.3 寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう!

まずは、夜8時までに寝ることを目標に、お風呂や授乳を済ませます。

そして、寝る前30分は次のようなイチャイチャタイムを過ごしました!

  • テレビ、パソコン、スマホは厳禁。部屋をオレンジの光で薄暗くする。
  • ママは声のトーンを低くし、優しくゆっくり声をかけたり、歌を歌いながら、手や足を軽くさすってマッサージする。
  • 授乳の時はおっぱいや哺乳瓶をくわえたまま寝てしまわないよう、足の裏をくすぐったりして、なるべくたくさん飲んでもらう。

大きい子の場合は、絵本を読んだりお絵描きなど、静かな遊びがいいみたいですね。

寝る前のこのような習慣は、ママと赤ちゃんの絆を深めるだけでなく、赤ちゃんが心も体も寝る準備をするのに役立ちます。

いよいよ寝かしつけ…!「3ステップ」の効果は?

初日はギャン泣き

「3ステップ」を実践した初日の夜。

「イチャイチャタイム」のあと、ベビーベッドに寝かせ、使い慣れたミニタオルを握らせて、「ねんねだよ~」と何度か声をかけ、真っ暗にして、部屋を出てみる→ギャン泣き。

そりゃそうです。昨日まで、だっこゆらゆらで気持ちよく寝ていたのに、いきなりベッドに置かれてバイバイされたら「こら待てー!(怒)」ってなりますよね。

初日は、泣く次男をベッドで10分ほどトントンするも寝付くことはなく、耐えかねた私は、結局だっこゆらゆらで寝かせました。

2日目…お?手ごたえあり?

こりゃ長期戦だなと覚悟を決めた2日目。

初日と同様にミニタオルを握らせ、「ねんねだよ~」と声をかけ、ベッドに寝かせて部屋をでる。

はじめはやっぱりベッドに寝かされるとしくしくとミニタオルを握りしめて泣いていたのですが、昨日ほどではない。部屋を出てドアの隙間からこっそり様子をうかがっていると、フスンフスンと10分ほど静かに泣いた後、ひとりで寝た…!

昨日とはあきらかに違う様子です。

3日目…ベッドに置くとすぐ寝たー!

3日目…同じように声をかけ、ベッドに寝かせると、ミニタオルを握りしめて、そのまま寝た…!

…え、もうおしまい??

4日目以降も同じように、すんなりと寝てくれるようになりました。

これ以降、8か月になる現在でも同じ方法でひとりで寝られています。おなかがすいて夜中に起きることはありますが、授乳とおむつ替えをしてベッドに寝かせると、そのまますぐに寝てくれます。

注)書籍中では、あかちゃんのひとり寝を提唱しているわけではなく、むしろ日本的な添い寝もメリットがある、とされています。我が家の場合は、みんな同じ部屋に寝るのですが、長男と次男を同時に寝かせようとするとお互いが刺激になってなかなか寝付かないので、まず次男をひとりで寝かせ、寝付いたあとに長男と私が部屋に入り寝る、というスタイルにしています。

まとめ

次男のネンネトレーニングは意外にもあっさり完了しました。

やったことは、「簡単3ステップ」を毎日意識し、寝かしつけの方法を統一することだけです。

赤ちゃんにもいろんなタイプの子がいて、たまたまうちの次男にはこの方法があっていただけかもしれません。

ネントレの方法も多くの専門家の方が様々な方法を提唱されていて、どれを選べばいいのかわからなくなりますよね。

けれども、基本に帰ればどれも、「人間の本来の生活様式に立ち返りましょう」ということじゃないかな、と私は思います。

日本や他の先進国では生活の便利さや快適さを追求するあまり、本来乳幼児期に自然と身に着けられるはずの運動能力や生活習慣、思考力などが、意識しなければ身につけられない時代になってしまったのではないでしょうか。

暗くなったら寝て、日の出とともに起き、日中は運動をして、親子のスキンシップをとる

これだけのことです。こんなシンプルで当たり前なことが、スマホやテレビ、電灯、車などの文明の発展によって奪われてしまっているとしたら、なんとも皮肉なものです。

書籍中で「えつこママ」も、「(多様な子育て論がある中で、)私の軸は『これは自然なことか』と考えることです」と述べられています。

もちろん、子育ての軸はママ自身の経験の中で、少しずつ育まれていくもので、それぞれ違っていいと思っています。

ただ、もし、寝かしつけに悩んで辛さを感じているママがいるなら、是非読んでほしい一冊です。

〇著者の「えつこママ」こと清水悦子さんのブログはこちら

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